⇒築43年の木造2階建2階バルコニーの防水補修工事を紹介します。
●FRP(繊維強化プラスチック – Fiber Reinforced Plastics – )繊維強化プラスチックとは、化学的に安定している反面物理的強度に劣るプラスチックを繊維により補強 したもので、軽くて強い一種の「複合材料」ということができます。 一般的には耐水性、耐薬品性に優れる「不飽和ポリエステル樹脂」と補強性に優れる「ガラス繊維」との 組み合わせが主流であり、主に浴槽・漁船・浄化槽など水廻りの設備機器に使われています
⇒43年間太陽の紫外線&風&雨等により経年変化でかなり劣化していて酷い状態でした。
●この FRP の特性を防水分野に応用したものが FRP 防水工法で、軽量で強靭、耐熱性・耐食性・耐候性 に優れている等他の防水工法にないユニークな特徴があります。 FRP 防水は液状の樹脂(ポリエステル樹脂)に硬化剤を加えて混合し、この混合物をガラス繊維の補強 材と組み合わせて一体にした塗膜防水です。強靭な防水層が形成されますが、反面伸び率が比較的小 さいため、それぞれの部位に適した工法が用意されています。
⇒これは酷いです、何故かと言うと現況はシート防水ですが下地材の上に何の下地処理をせずに防水工事を行っていたことです。
●かつて富士 山頂に設置されていた富士山気象レーダーの「レーダードーム」も FRP 製です。 現在では役目を終えて麓の富士吉田市に移設されているようですが、約 36 年にわたって富士山頂の過 酷な気象条件に耐え抜いたことも FRP の優れた耐久性を物語っています。
⇒又既存ドレン―の取付が酷く下階の部屋に雨漏りを引き起こしていました。
⇒既存のシート防水の上の新たに下地材を取付を行い排水溝及び側壁にも下地材を張ることにして防水性を高めました。
⇒左右に下地材を取付後に排水溝&排水ドレンを設置しました。
⇒今回はFRP防水を採用することになりました、施工か所の2階バルコニーの3方向面に養生シートで覆い降雨に当たらない様に養生して下地材に付着性の良いプライマーを塗布します。
⇒左右に排水側溝等を設けることにより漏水をよりおこらない様に入念にプライマーを塗布します。
⇒仕上げのFRP防水は壁の側面の立上り部分まで入念に塗布し3回(下塗&中塗&仕上塗)等を行います。
⇒仕上げ左側部
⇒仕上げ中央部
⇒仕上げ右部
⇒仕上げ:ドレン廻り
●かつて富士 山頂に設置されていた富士山気象レーダーの「レーダードーム」も FRP 製です。 現在では役目を終えて麓の富士吉田市に移設されているようですが、約 36 年にわたって富士山頂の過 酷な気象条件に耐え抜いたことも FRP の優れた耐久性を物語っています。